トピアリーの本−2冊

トピアリーに関して2冊の本を読んだ。

1.「モスワーク−オランダのガーデンから」」(朝山和代 誠文堂新光社 1800円)
   朝山さんはフラワーデザインから入り、切花輸入商社のオランダ駐在員を経て独立、現在「フローラモア」(http://www.floramor.net/ )としてオランダ事情の紹介や資機材・花材の輸入などを行っている人である。
  この本ではオランダでのモスワークを紹介しながら、幾つかの制作例を解説している。内容はメタルのフレームにモス(水苔)を詰めて、そこに植物を植え付ける手法である。この本では50−60センチ以内の小品が多い。
  日本ではこれも「トピアリー」の範疇に入れているが、彼女は一貫して「モスワーク」と称し、トピアリーの語を使っていないのは1つの見識であろう。
 


2.「Container Topiary」(Susan Berry、New Holland社、ロンドン、1700円)
  アマゾンで見つけて1700円と安かったので買った。
  ツゲを刈込んで作るまさに伝統的なトピアリーの制作教本である。フレームも使わない。
  「コンテナー・トピアリー」だから小品が多いが、イギリスの園芸家の息吹きに触れるようで楽しい。

 


Home