アイランド・ベッドの設計

アイランド・ベッドとは

普通の花壇ですね。
ガーデンプランナーになるにはまず普通の花壇=アイランド・ベッドをきちんと作れるようにならなければいけません。
ボーダーガーデンとかロックガーデン、ベランダ・ガーデンなどいろいろありますが、ガーデンプランナーはまず普通の花壇=アイランド・ベッドの植栽が基本です。
なぜなら公共施設や営業施設、オープンガーデンの庭などの植込みを行うには、花壇=アイランド・ベッドが出来なければ仕事が始まらないからです。

アイランド・ベッドの特徴

・区切りをするので目立ちやすい
  ここまで植えますよ、植えましたよ、がはっきりしているので、作りやすい。
・土を管理しやすい
  私は基本的には土はその土地の土が良い、の立場ですが、アイランド・ベッドの場合はある程度自分の望む環境を作ることが出来ます。腐葉土を入れたり、薫炭を撒いたり、ピートモスを入れたり、します。土のこと
・植物を選びやすい
  普通アイランド・ベッドはそれほど広いスペースではありませんから、植物が一目で判ります。あらかじめイメージを作りやすいです。
・幾つも作れる
  アイランド・ベッドは小さな島ですから、庭の中にいくつも作ることが出来ます。条件やニーズによっていろんな趣きのベッドを作りましょう。

アイランド・ベッドでの工夫

・名前を付ける
  <はじめにネーミング>

・花壇にあったオーナメントを飾る
  フォーカルポイントとかオーナメントというとご大層になりますが、まずその花壇にちょっとした飾りを置くことから始めるのがいいと思います。

・鉢を置く
  花期でない時は除きたい宿根草などは鉢植えにして花壇の中に置くと、心を痛めずに花を替えることが出来ます。
  中性土の花壇にどうしても酸性土好みの花を入れたい場合など、その花だけ鉢植えにして置きます。

・植え替え
  花期が長い日本では、花期に合わせて植え替え・入れ替えをするのが当然の工夫になります。

当社が<防草・透水−植え込みポット>を開発し発売したのは、自分たちのニーズからの発案でした。


 

レッスンの目次

     花壇の種類
     花壇のプラニング
     ボーダーガーデン
     レイズドベッド
     アイランドベッド
     
ロックガーデン
     花の種類分け
     花を植える方法
     植物の生理
     
用土のこと
     はじめに名前あり 
     (国際栽培植物命名規約)
     デザインの原理と要素
     ゾーニングと動線
     フォーカルポイント
     色彩使用の3つのポイント
     
寸法表

   イングリッシュガーデンの歴史
   
日本庭園の歴史 と分類

 

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