花の種類分け

花の種類分け

花の種類といってもいろんな種類分けがあります。花の大きさで、花の色で、花の形で、科・属・種の分類で、とにかくいろんな種類わけがあります。

ここでは花の性質で分けてみましょう。(性質といってもいろんな性質があるなあ)

1年草か多年草か

    1年草
       春まき1年草、秋まき1年草、2年草
    宿根草
       地上越冬、地下越冬
    球根

    1年草はどちらかと言えば後腐れのない花ですから、思い切って大胆に好きな花を選びましょう。もし大きさや色合いなど不釣合いだったら植え替え ればいいのです。

    イングリッシュガーデンの本命は宿根草です。イギリスの人たちは花壇の宿根草の選択に命をかけます?
    大きさや色合いなどそれこそ心魂をこめて選び、育てて、何年もかけて庭を作り上げます。
    花だけでなく花がない時の姿も充分に考えなければなりません。

    球根は割りに丈夫で大体期待通りの花を咲かせてくれます。ただし花期の短いものが多く、がっかりさせます。大きな欠点です。球根を植えるならいろいろ取り合わせて 時期をずらして咲くように植える方がいいでしょう。
    チューリップを一色だけ畑一杯に植えるのなど、咲いた時は見事ですが、毎日楽しみたい個人の庭には適しません。 あれはチュウリップ球根産地の植え方です。

    本場のイングリッシュガーデンと日本の花の庭との大きな違いは、日本では四季それぞれの花を楽しめることです。イギリスのように年に1回だけ開く宿根草に命をかけなくてもいいのです。その点気楽に取り組めるとも言えます。

    いずれにしろ花壇、花の庭は1年草、宿根草、球根をうまく取り混ぜて咲かせることが成功の秘訣です。

苗の確保の方法で

    種を蒔いて育てる
        直蒔き、苗床、セルトレイなど
        
    根分け・芽分け・挿し芽・挿し木
        よい時期を選べば自分でどんどん増やせます

    購入苗
        近所のナーセリー、通販

    時々<植物は種から蒔いて育てるのが本道で、苗屋で買って植えるのはどうもね>と言う人がいます。

    私は決してそうは思いません。花農家はそれなり専門的に研究し、温度管理して育てますから素人が蒔いて作るよりずっと丈夫な、きれいな花を咲かせる苗を作ります。また季節に先駆けて見事な花を見せてくれます。

    自分で種から育てた苗は、時期が遅れたり本数が揃わなかったりしますが、丈夫で、しっかり咲いてくれて可愛いものです。

    どうしても自分のイメージした花の苗を入手するには通販に頼ることになります。

    こだわらず、花壇を美しくすることを目的にいろいろ混ぜて使うとよいと思います。

花の色と形で

    これこそ花選びの本命ですね。
    簡単に私が説明出来る問題ではありませんが、花選びの一番楽しい部分です。

 

花期で

    これは非常に重要な選択要素です。花壇を考える時、いつ花を咲かせる花壇なのかを決めなければなりません。
    春の庭なのか、初夏の庭なのか、秋の庭なのか、ターゲットをしぼってデザインしなければ花の選択が目茶苦茶になってしまいます。

    この花はいつから何時まで咲くのか。
    花期の長いもの、短いものがあります。また1つの花が長く咲いているもの、1日花だけど次から次と咲いて花期の長いものなど、いろいろあります。
    花の咲き方や花のない時の形を知ることはガーデナーの大事な勉強です。

    四季に恵まれた日本ならではの悩み?です。

 

レッスンの目次

     花壇の種類
     花壇のプラニング
     ボーダーガーデン
     レイズドベッド
     アイランドベッド
     
ロックガーデン
     花の種類分け
     花を植える方法
     植物の生理
     
用土のこと
     はじめに名前あり 
     (国際栽培植物命名規約)
     デザインの原理と要素
     ゾーニングと動線
     フォーカルポイント
     色彩使用の3つのポイント
     
寸法表

   イングリッシュガーデンの歴史
   
日本庭園の歴史 と分類

 

 

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